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2016年10月12日水曜日

お便り 「人間にはどうして良心があるのだろう」

「人間にはどうして良心があるのだろう」
という素朴な疑問を持ちました。

たまたま生まれて、死ぬだけの人生であれば
良心など必要ないのでは、と思ったのです。

そこに何があるのか?
現代人は答えられなくなっているのです。

昔の人は「お天道様が見ている」とか「神様が見ている」
と納得していたことも、
われわれには信じられなくなっているのです。

科学万能の時代になり、科学的、論理的に考えることに
慣れすぎてしまったのかもしれません。

人は死ぬとどうなるのか?

これについて大きく2つの考えがあると思います。

1つは、何もなくなるという考え方。
肉体がなくなるのだから記憶も意識もなくなる。
それでおしまいです。

科学的、論理的に考える多くの現代人は
この考えを否定できません。

もう1つの古典的考え方は、人には肉体と魂があり、
肉体が滅んでも魂があの世に行くとされます。

私はは医師ですが、自らの体験や思索の末、
魂や霊というものの存在を信じるに至りました。
その過程や考えを持っています。

この世の中は、わからないことだらけ。
たかだか100年あまりの
科学的研究で解明されたことなど
宇宙の森羅万象に比べれば微々たるものです。

その科学で証明できないからといって、
祖先が太古から直感的に信じてきた
霊魂や死後の世界のことを否定できるのか。

わからないことなのだから、
正解も不正解もない。
あとは本人が信じるか、信じないか、だけです。

だとすれば、魂はある、死後の世界はあると
信じた方がよりよく生きられる、
より楽に、豊かな人生を生きられる――。

これが私の主張です。

小賢しい、という言葉がありますが、
この100年、200年、
人類はめざましい科学的進歩をしたがゆえに
この傾向もまた強くなっているかもしれません。

この大宇宙の中に浮かぶ惑星の上で、
ぽっと生まれ出てきて数十年で、
いったい何がわかるというのか?

そんなことを思わせられました。